2001 5 19 (土)
晴れ |
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◆◆◆ 週末は気分を変えて郊外へ ◆◆◆ |
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起点の大月はJRとつながっているが駅舎は別 |
土日は関東一円のJR線が2040円で乗り放題となる「ホリデーパス」が発売されるので、週末が近づくと、ついそわそわしてしまう。このところ、都心の駅めぐりばかり続いたので、少し気分を変えてみようとその「ホリデーパス」を使って郊外へと繰り出してみた。大月から分岐する富士急行17駅を一日かけてのんびりと制覇しようというのが今日の課題だ。地域のローカル輸送と共に、富士山や富士五湖への行楽輸送としての役割も担い、またラッシュ時には東京直通の通勤電車も乗り入れるというなかなか興味深い路線だ。富士急行自体には一日券の設定がないため、こちらはかなりの出費を余儀なくされるが、それはもう覚悟の上。せめてその分じっくりと駅めぐりを堪能してくるつもりだ。 |
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風格が感じられる終点の河口湖 |
とりあえず終点の河口湖まで行き、そこから戻る形で片づけていく。大月−河口湖間の片道運賃は1110円とかなり高く、JRならば480円で済む距離なのだから倍以上もする計算になる。私鉄の駅めぐりは大変だと改めて思い知らされてしまう。富士五湖への玄関となる河口湖の駅は、週末の早朝とあってザックを背負ったハイカーで賑わっている。丸太を用いた木造の駅舎には風格が感じられ、行楽地への拠点となる駅に相応しい貫禄がある。しばらくたたずんだ後、となりの富士急ハイランドまで一駅移動する。全区間の運賃は高いけれど、初乗り運賃は160円と都市部のモノレールなどに比べると安いのでその点では助かる。 |
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縁起のいい駅名の寿だが無人駅なのはちょっと惜しい |
その次の富士吉田までは列車を使わずに徒歩で移動する。都市部の歩きと違い、富士山を見ながらの散歩なので、旅に出ている解放感が味わえてすがすがしい。ずっと歩いていたい気分になるけれど、二駅連続して歩いてしまうと、途中の駅は列車を使わずに立ち寄っただけとなってしまい、ルールから外れてしまうので、一駅歩いたら必ず列車に乗らなければならない。列車の運転間隔は、だいたい40〜50分に一本といったところなので、1キロ前後の距離ならば、うまい具合に歩きと連動させることができ、次の列車が来るまでに、となりの駅にたどり着けるというこの絶妙なタイミングがまた何ともいえない快感だったりする。 |
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一昔前の面影を残す駅が多い 谷村町にて |
全17駅のうち、完全な無人駅というのは、葭池温泉前、寿、十日町、赤坂、上大月の5駅だけで、残り12駅は、委託駅が大半だが窓口で切符を売り、また乗り降りの際の切符のチェックもしている。そのほとんどが女性駅長で、そのせいかどことなく駅全体がソフトなイメージに包まれている。古めかしい駅舎が多く、改札口や木製のベンチなど、随所に昔の面影が残っているのはうれしく、歩き回った疲れなどたちまちすっ飛んでしまう。駅舎の形はそれぞれ駅によってまったく異なり、その駅ならでは特徴が顕著に表れている。実際に乗り降りしてみないと分からないことばかりなので、多少お金はかかっても、それだけの対価を支払うべき価値は十分にある。 |
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田野倉の駅舎はのんびりとした佇まい |
予定の17駅は、夕方前にすべて片づく。実をいうと、東京からさほど離れていない路線なので、どうせたいしたことはないだろうとたかをくくっていたのだ。まさかこれほど充実した一日になるとは思ってもみなかったことで、これを機にまた駅めぐりに没頭してしまうかもしれない。ただ惜しいことに、富士急行線内を2日間自由に乗り降りできる「河口湖フリー切符」が、東京からの往復運賃込みで、4800円で発売されていたのだ。8月31日までの限定発売のようで、帰ってから知ることとなり悔しがることしきり。鉄道ばかりでなく、周辺のバスやロープウェイまで乗れる切符だったので、出発前にわかっていたら、もっと違った旅になっていたに違いない。 |