2001 5 21 (月)
晴れ |
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◆◆◆ ケーブルカーはスケールが違う ◆◆◆ |
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麓の駅追分は森の中に埋もれている |
小田急伊勢原駅よりバスに揺られること約30分。終点から、さらに石段が続く参道を15分くらい登った所に大山観光電鉄の乗り場はあった。ケーブルカーの駅というのは、このように人里離れた辺ぴな場所に位置する場合が少なくない。森の中にすっかり溶け込んでいるような追分の駅に、いわゆる鉄道の駅としての面影はなく、駅を制覇しに来たという意識からはほど遠い。けれどもこれがケーブルカーの駅めぐりの特徴なのであり、このハイキング気分で楽しめるところに通常の駅めぐりとはまた違った面白さがある。丸太を利用して作られた椅子やテーブルが並ぶ待合室でしばしくつろいだ後、登山客に混じっていそいそと列車に乗り込む。 |
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山頂の駅下社は断崖から谷を見下ろす形で建っている |
ジェットコースターのような急勾配をゆっくりゆっくり登っていくスリルも、ケーブルカーならではの迫力で、次第に開けてくる下界のパノラマにしばし釘づけとなる。山頂の駅下社まではわずか6分で着くが、高低差は278メートルもあり、まるでエレベーターで一気に駈け上がったかのようだ。断崖を見下ろす形となる下社の駅前にはとりたててこれといったものはないけれど、少し歩くと休憩所があり、茶屋が数店固まっていて、ちょっとした賑わいを見せている。ここからハイキングコースが広がっているようで、ケーブルカーを降りたハイカーたちが、三々五々散って行く。私は登山に来たわけではないので、茶屋で名物の豆腐アイスなるものを食べてみた後、また駅へと戻ってくる。 |
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途中駅の不動前、上下の列車はここですれ違う |
帰りは不動前で途中下車。途中に駅がある路線は、ケーブルカーでは珍しい。上下の列車がすれ違うちょうど真ん中の地点に相対式ホームを設け、互いのホームは跨線橋で結ばれている。急斜面の真っ只中に位置するホームからは、ジェットコースターのように昇り下りする列車の様子が手に取るようにわかり、なかなか面白い。険しい山の中腹にある無人駅で、人家などあるわけがなく、利用者はハイカーばかりだ。ハイキングコースの途中にあるようで、ここまで歩いて来てみても面白かったかもしれない。なお、列車交換に際しては、上りで向こう側を走った車両は下りも向こう側、というように、2両の車両はそれぞれ同じ側しか走れないので、ここから列車に乗るには注意が必要。これもケーブルカーの大きな特徴といえる。 |
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走行する列車を見渡せる場所は少ない |
駅数にしてわずか3駅、午前中には早くも片づいてしまう。天気にも恵まれ、十分ハイキングを満喫できた旅となった。いずれまた、今度は山歩きを兼ねて、のんびりと訪れてみたいところだ。だが気をよくして帰って来たものの、ケーブルカーや付近一帯のバスが乗り放題となる「大山・丹沢フリーパス」という切符が小田急から発売されていたことを知り、一昨日の富士急行に続きまたまた地団駄を踏むこととなった。しかもこの切符を使えば、単にケーブルカーの山頂まで行って帰って来るだけでも安くなったというのだからなおさら悔しい。今後は出発前のもっと入念なリサーチを心がけるようにしたい。 |