2001 6 19 (火)
曇り時々晴れ |
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◆◆◆ 歩きが決め手の東武と西武 ◆◆◆ |
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ターミナルから1.2キロしか離れていない北池袋だがそのわりには静か |
乗り放題となる切符が売っていない路線はちょっと近づき難い。営業キロ463.3キロ、計201もの駅を有する東武鉄道はその最たるもので、92の駅がある西武鉄道がそれに続く。いずれもごく一部の地域を除いて一日乗車券の存在はなく、一回一回切符を買う煩雑さとその不経済さゆえに、これまで二の足を踏んできてしまった。だがこのまま放置しておいてもラチが明かず、どうせいつかは制覇しなければならないのだから、頃合いを見計らって少しずつでも片づけておいた方が無難だ。梅雨も真っ盛りとなり、空を見上げてため息をつく日が多くなったが、幸い今日は穏やかな日和りとなりそうなので、思い立ったら吉日、とばかりにさっそく乗り出すことにした。 |
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都心部においても階段の昇り降りが必要ない駅は結構ある 東武練馬にて |
一日乗車券のない路線を攻略するポイントは、とにかく歩きを多用することだ。乗り降りするたびに確実にお金が消えていくのだから、あとはいかにその回数を減らすか、ということに重点が置かれる。効率性を重視するなら、歩きなど取り入れずにどんどん切符を買っていった方がいいのだが、今日の最初のターゲットに選んだ東武東上線、池袋−成増間を例にとっても、まっすぐ向かえば240円で済むところが、すべて切符を買いながら進むと、たちまち1260円もの金額に膨れ上がってしまうのだ。先へ進めば進むほどその格差はどんどん広がり、これではたまったものではなく、歩くことで少しでも抑制できるのならば、そうしたいと考えてしまう。 |
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椎名町の駅前には線路に沿って細長い商店街が伸びている |
駅間距離が短いので、一駅歩くことくらいはたいして問題にならず、それどころか、町の様子がよく分かり、却って面白いくらいなのだ。駅前の商店街を抜けると住宅街が続くようになり、さらに進んで行ってまた商店街が見えて来ると、次の駅が現われる、といった具合に、駅を中心として町が広がっていくある種の法則性のようなものが感じられ、味気ないと思われがちな都市部の駅めぐりにも、旅の要素を見いだすことができる。単なる節約の観点から取り入れた一駅歩きだったが、こうして見てみると、歩いてみるのも満更ではないなどと思えてくる。一日券がない路線に対するささやかな抵抗が、思わぬ怪我の功名を生んだといえる。
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洒落た造りの練馬高野台は平成6年にできた駅 |
東上線で成増まで来たところで、今度は地下鉄で小竹向原へ出て、引き続き西武池袋線を中心に、また同じように一駅歩きを併用しながら進んでいく。だがいくら駅間距離が短いといっても、朝からずっとこんなことを続けていれば、さすがに体力にも限界を感じてくる。吹き出す汗の量は半端なものではなく、夏場にこれを実行するのは自殺行為と言っても言い過ぎではない。4時ごろには引き上げてしまったが、それでも25駅制覇できたので、まずまずの結果といえるだろう。たまにはこんな具合に徹底的に歩いてみるのも悪くないが、地下鉄と共に、苦手な駅めぐりとして立ちはだかることになりそうで、今後が思いやられる。やはり全駅下車への道のりは、決して甘いものではない。 |