2001 7 3(火)    曇り時々晴れ

 ◆◆◆ 灼熱地獄は駅めぐりのペースをも乱す ◆◆◆ 



古そうな駅舎に出会うとそれだけで気持ちがなごむ

近鉄2日目は吉野線を攻める。昨日の京都線とはうって変わり、山間を走るのどかな景色が続くようになる。線路も単線で列車も30分に一本くらいの割合となり、にわかにローカルムードが漂い出す。駅を消化していくスピードは昨日に比べるといくぶん落ちるが、降りた足跡を残すには、できればこの程度の時間的余裕が取れる方が理想だ。それになかなか風情がある木造タイプの駅舎を持つ駅が多く、すぐに駅を立ち去るのが惜しく思われるくらいなので、時間をかけてのんびりゆっくり進んで行けるのは、却って好都合でもある。階段の昇り降りを余儀なくされる駅は少なく、反対側のホームへ行くのも踏切を渡るだけで済むので、疲れ方も今日は全然違う。



大半の駅のホームにクーラーのよく効いた待合室が設けられている 壺阪山にて

けれども昼くらいから今日もまた気温がグングン上がり出し、とても耐えられる状態ではなくなってきた。幸いにして各駅のホームにはクーラーのよく効いた待合室があるので、何とか持ちこたえられるものの、ずっとそこに留まるわけにはいかず、列車が来れば出て行かなければならない。いつの間にか駅舎よりもその待合室に愛着が湧くようになってしまい、これではいったい何をしに来たのかわからなくなってきた。ついには列車を何本か見送って待合室でしばらく過ごしたりするようになり、駅めぐりのペースは完全に狂ってしまった。まあ無理に行動しても楽しくないし、それにレースをやっているわけではないので、ある程度見切りをつけることも、長く旅を続けていくには必要なことなのかもしれない。



大阪線は室生口大野までがフリー区間の範囲

それでも何とか26駅の下車を果たし、これだけ消化できれば十分に納得がいく。これでエリア内で残っている駅は15駅だけとなったので、あと一日で今回の旅のノルマは達成することが確実となった。まずはやれやれといった感じで、昨日と同じ宿に帰ってくる。疲れ切った体には、宿の布団はまさに天国で、友人は大事にしたいものだとくれぐれも思ってしまう。なおここの主人の粋な計らいで、このページを見て宿泊を申し込んだ人は、一泊素泊まり4000円に割引すると宣言してくれた。駅から徒歩一分というとても便利な所にあるので、それだけでも利用価値は大いにある。試しに一度泊まってみてはいかがであろう。(現在このサービスは行っていません)

 

この日の乗下車駅

近畿日本鉄道
・吉野
・大和上市
・吉野神宮
・六田
・下市口
・越部
・大阿太
・薬水
・福神
・吉野口
・市尾
・葛
・壺阪山
・飛鳥
・岡寺
・橿原神宮前
・畝傍御陵前
・八木西口
・大和八木
・耳成
・大福
・桜井
・大和朝倉
・長谷寺
・榛原
・室生口大野

 

 

 

 


         
7月2日

7月4日