2001 7 20(金)    晴れ

 ◆◆◆ 夏の「18きっぷ」シーズンの到来 ◆◆◆ 



曽根田の駅舎は商店併設 どちらも古くて味がある

暑さでバテ気味の毎日だが、「青春18きっぷ」が発売されると、ついそわそわと落ち着かなくなる。JR線以外には乗れない切符だけれど、現地までの交通費を考えると、これはなくてはならぬ切符だ。さっそく今夏の使用可能開始日となる7月20日、福島交通にターゲットを絞り、早朝の列車で福島までやって来た。福島交通(飯坂線)は、先月訪れた阿武隈急行と同じホームの反対側から発車する。新幹線でさっとやって来た前回と比べ、はるばる5時間もかけてたどり着いた今回は、同じ場所にいるのに随分遠くまで来たような気がする。ロングシートばかりとなった東北本線の移動は少々きつかったけれど、多少の苦労をした方が、旅のムードは盛り上がる。



岩代清水はこぢんまりとした静かな駅

福島から飯坂温泉まで12の駅を数える福島交通だが、全長はわずかに9.2キロと短く、駅間の平均距離は1キロにも満たない。温泉街を結ぶ観光路線というよりは、通勤通学路線としての色彩が強そうで、朝のラッシュ時には10分間隔で電車が運転されている。日中でも25分間隔となかなかの健闘ぶりで、完全に沿線住民の足として定着しているようだ。車両は新しくてきれいだが、大正13年の開業というその古さゆえ、くたびれた駅舎やホームからは、刻まれた歴史の重みがひしひしと伝わってくる。景色は至って平凡だが、頻繁に車が行き交う道路に沿って、コトコト走る姿は、どこか時代にとり残されたようでもあり、また健気でもある。



道路と民家に挟まれて走る電車はどこか健気でもある

一日券はないので、一駅歩きとの併用で進むが、駅間距離が大変短いので、気合いを入れて歩くほどのことではなく、散歩する気分で気楽に行ける。なかには岩代清水−泉間のように、わずか300メートルなんて区間もあり、これでは歩いた気がせず物足りないくらいだ。12駅の制覇などあっという間で、何も無理して早朝の列車で駆けつけるほどのことではなかったようだ。本当はそのまま他の地域へ移動し、さらに旅を続けるつもりだったのだが、暑さのせいかどうも面倒になってしまい、そのまま帰って来てしまう。「18きっぷ」だからこそできる芸当だが、こんなことではいつまでたっても一進一退で、優柔不断の私には、却って不向きな切符なのかもしれない。

 

この日の乗下車駅

福島交通
・福島
・曽根田
・美術館図書館前
・岩代清水
・泉
・上松川
・笹谷
・桜水
・平野
・医王寺前
・花水坂
・飯坂温泉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


         
7月12日

8月4日