2001 8 29(水)    晴れ

 ◆◆◆ 気が付けば夏も終わりに近づいている ◆◆◆ 



起点の新浜松は都会的な造りで活気に満ちている

夏はどうもペースが鈍りがちだ。本当は「18きっぷ」を大いに活用したいところなのだが、駅めぐりとなると、炎天下の中に一日中さらされることになるため、それを考えるとついつい二の足を踏んでしまう。ぐずぐずしているうちに、前回の明知鉄道探訪から10日も経ってしまった。これ以上間を開けてしまうと、駅めぐりのペースが完全に狂ってしまうどころか、駅めぐりの意欲自体が減退してしまう恐れがある。少々焦りを感じてしまい、急きょ「18きっぷ」で浜松までやって来て、遠州鉄道を訪ねることにした。JR浜松駅北口を出て、左に百メートルくらい歩いた所に新浜松の駅がある。ここから浜北を経て西鹿島に至る17.8キロを結んでいるのが遠州鉄道だ。駅の数は18駅。十分に日帰りできる所にあり、中だるみを解消するには手ごろな路線と言えようか。1500円で一日乗車券を購入したが、初乗り運賃が100円という安さなので、一日券のありがたみはそんなに大きなものではない。



新浜松からしばらくは高架線上を走る 八幡にて

現在は3階建ての高架駅となっている新浜松だが、この場所に駅が竣工されたのは昭和60年12月のことで、それまでは北口バスターミナルの東側付近に位置していた。列車はそこから700メートル東へ向かい、今はなき馬込駅でスイッチバックして、1キロくらい先で現在のルートに合流する形となっていた。なるほど、古い時刻表を見てみると、今と微妙に路線図が異なる。当時のことは知る由もないが、新浜松から助信の手前までの2キロあまりは高架区間となっているから、このあたりが付け替えられた区間なのだろう。駅はこまめに設けられ、隣の駅まで300メートルなどという区間もある。歩いたところでたかが知れているが、100円という安さが功を奏してか、短距離の利用者も結構目につく。なお特筆すべきことに、夏休み期間中の小人運賃は、どこまで乗っても一乗車50円均一という破格の安さで、さすがにこれには目を疑ってしまった。



自動車学校前は二階から上がマンションになっている

助信からは地平を走るようになり郊外電車の様相を呈してくる。階段を使うことなくホームからすぐに外へ出られる駅が多くなり、いくつも駅を乗り降りしなければならない身にはとても助かる。運転間隔は12分ヘッドと完全に都市路線のダイヤなので、一駅一駅順番に降りて行けばよく、効率は大変いい。12分あれば、とりわけ急がなくても、十分に駅を観察したり写真を撮ったりできるので、無駄な時間もほとんどない。けれども市街地を走るため駅には素朴さが感じられず、駅めぐり自体にはあまり面白みがない。路線の開業は、はるか昔の明治42年にまでさかのぼるのだが、駅はどこも新しくなっていて、当時の面影はほとんどなく、風情という観点からも少々魅力には欠ける。もっとも、駅に降り立った時の印象は、その時の気分によって大きく変わるもので、前回訪れた明知鉄道があまりに強烈なインパクトがあったので、余計そう思えるのかもしれない。



遠州岩水寺の駅舎は沿線唯一のログハウス造り

それとこういう規則的な降り方は意外と疲れるもので、たえず後ろからあおられているみたいでどうも落ち着かない。まるで流れ作業のように坦々と進んでいくようで、何だか虚しく思えてくる。かと言って電車を一本見送れば、24分の待ちとなってしまい、ちょっと間が開き過ぎてしまう。それに意図的に電車を見送るというのは、あまり性に合わないのだ。結局のところ、このまま進むしかなさそうで、ここはもう記録への挑戦と割り切るしかない。とは言っても、18駅程度ならたいしたことではなく、移動時間を考慮しても一時間に4駅は進める計算になるので、4時間くらいであっさりと片づいてしまった。終わってみれば、どんな路線であれ、達成した喜びは大きなもので、早くも次への期待がかかる。猛暑に恐れをなしてこの夏はかなりスローペースだったが、暑さもピークを過ぎたことでもあり、これからはもっと積極的に取り組んでいきたい。

 

この日の乗下車駅

遠州鉄道
・新浜松
・第一通り
・遠州病院前
・八幡
・助信
・遠州曳馬
・遠州上島
・自動車学校前
・さぎの宮
・積志
・遠州西ヶ崎
・遠州小松
・浜北
・北浜中学校前
・遠州小林
・遠州芝本
・遠州岩水寺
・西鹿島

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

         
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