2001 9 14(金)    曇りのち雨

 ◆◆◆ 予期せぬ大雨が駅めぐりを阻む ◆◆◆ 



終点の大須は電車が折り返していくだけの寂しい無人駅

名鉄3日目は竹鼻線を攻める。廃止となるのは末端区間の江吉良−大須間6.7キロで、なくなる駅は6つ。早朝の電車でさっそく訪れてみる。こちらは廃止区間だけを行き来する運転形態ではなく、大部分の電車が新岐阜から直通している。車両も主要路線で使われている比較的長い編成の電車がそのまま竹鼻線にも乗り入れるという形で、昨日までの3路線とは明らかに様相が異なる。人里離れた辺ぴな地を走るわけでもなく、町中から次第に郊外へと向かう通勤路線のような感じで、いわゆる赤字ローカル線というイメージからは程遠い。30分間隔で電車は走り、各駅かなりの乗降客があり、間もなく廃止になるというのがにわかには信じられない光景だ。しかし廃止となる駅のすべてが無人化され、交換設備も撤去された現状を見ると、合理化も限界まで達したのだろうとの察しはつく。かつては駅舎があり、それなりの賑わいを見せていたと思われる終点の大須も、今は待合室すらない寂しい終着駅へと変貌してしまった。



江吉良からは右へ羽島線が分岐する形だが、消えるのはまっすぐ進む竹鼻線の方

消え去る6駅の制覇は、本数もそこそこ多くあることからすぐに片づき、ついでに他の駅もやっつけておくことにする。比較的都市部を走る路線ではあるが、特急列車がビュンビュン通過していく本線筋のような味気なさはなく、こぢんまりとした駅には風情があり、下車は結構楽しめそうだ。とりあえず竹鼻線と羽島線は終わらせてしまおうと、羽島市役所前、江吉良、新羽島、竹鼻と進む。このあたりから本数は15分間隔と倍増するので、進むペースも速くなる。ところが竹鼻まで来たところで、突然雨が降り出し、たちまちバケツの水をひっくり返したような豪雨になってしまった。予報ではしばらく晴天が続くとなっていたから単なる通り雨だろうくらいにしか考えなかったのだが、一向に止む気配が見られなくなり、身動きがとれなくなってしまった。雨の日に降りてはならないという決まりはないけれど、写真が撮りにくくなるので、できれば雨の中の決行は避けたいものだ。



犬山に到着した特急「北アルプス」 この走りも間もなく見納めとなる

しばらく待ってみたが、らちが明かず、結局もう駅めぐりには見切りをつけ、もう一度廃止となる4線区を訪ねることにした。今回は下車駅数を増やすことが主な目的ではなく、消え去る路線のお別れ乗車に来たようなものだから、これでいいのだ。八百津線へと向かう途中の犬山で、特急「北アルプス」に出くわすことに気づき、急きょその様子も見ておく。名鉄−JRと乗り入れている伝統のある列車だが、今月末で走り納めとなるのだ。一度も乗ったことはなく、特に思い出はないけれど、歴史を刻んだ由緒ある列車が消えて行くのはやはり寂しいもので、しっかりとカメラに納める。その後も雨は降り止まず、結局今日はほとんどただ乗り回すだけの一日となってしまったが、とにかくこれで3日間の名鉄探訪は終わった。今回は、駅めぐりというより、駅に別れを告げる旅と言った方が正しいかもしれず、終始心境は複雑だった。こういう悲しい旅は、今後も続くのだろうか。

 

この日の乗下車駅

名古屋鉄道
・大須
・市之枝
・八神
・長間
・中区
・牧野
・羽島市役所前
・江吉良
・新羽島
・竹鼻
・犬山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

         
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9月23日