2001
10
30 (火)
晴れ |
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◆◆◆ 味気なさにこそ地下鉄の持ち味がある ◆◆◆ |
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梅田の乗降客数は日本の地下鉄では最も多い一日51万人を記録する |
羽田を6時50分に出るJAS201便大阪伊丹行は、前日までに航空券を購入すれば、半値以下の9000円に割引される。東京−大阪間の移動で新幹線を使うと、「ひかり」の自由席でも1万3240円、「のぞみ」だと1万4720円もかかるので、「18きっぷ」シーズン以外での大阪への移動は、もっぱら飛行機を使うことが多くなった。空港までのアクセスを考慮しても、飛行機の方がずっと安く、飛行機が高価な乗り物というイメージは、もはや過去の話になりつつある。平成9年にモノレールが伊丹空港まで開通したので、都心部へもスムーズに出られるようになり、その日の朝9時前にはもう梅田に居ることができるのだ。あまりにあっけなさ過ぎて、遠くへ来たという実感は湧かないけれど、時間的な効果は計り知れないものがある。これから数日間大阪に滞在し、徹底的に大阪周辺を降りまくるつもりだ。さっそく地下鉄の一日券を購入し、御堂筋線から下車にとりかかる。 |
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駅の雰囲気は東京のそれとあまり変わらない 昭和町にて |
地下鉄は、最も苦手とするところだが、いつかは制覇せねばならないことには変わらず、ならば初日のまだ元気なうちにある程度やっつけておこうというわけだ。大阪の地下鉄は、駅数こそ東京の地下鉄に及ばないものの、それでも99もの駅を有し、とても一日や二日で終わるシロモノではなく、それだけで大きな壁として目の前に立ちはだかる。それに、気軽に日帰りできる東京とは違い、疲れたからといって簡単には引き返せない点において、東京よりもずっと厳しいと言える。明日、明後日と旅は連続して続くので、そのことも考慮に入れて回らなければならないのだ。だからあまり飛ばし過ぎるのは禁物で、適度に休憩を取り入れた方がいい。しかしある程度は数をこなさなければならないので、その辺の呼吸がまた難しい。駅めぐりは相変わらず味気ないもので、地上と地下の果てしない往復が延々と繰り返される。毎度のことながら、地下鉄というのは本当に厄介だ。 |
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この味気なさこそが地下鉄の駅の特徴 あびこにて |
もっとも、地下鉄自体これまでに何度も経験してきたせいか、自分の中で地下鉄のスタイルというものが定着した感じで、この苦しみがあるからこそ地下鉄なのだという妙な納得がいくようになっている。要するに、地下鉄の駅めぐりが楽しいようでは、それはもう地下鉄ではないわけで、そうなってはそれこそ面白みのないものとなってしまうのではないか。この味気なさも、地下鉄だからこそ許されるのであって、いかにも地下鉄の駅を回っているという実感が湧き、そういうのも案外悪いものではない。確かに乗り降りをしている最中は、決して楽しいひとときとは言えないけれど、地下鉄の駅めぐりというのは、言ってみれば、障害物競走のようなものかもしれず、困難を克服していくことに、喜びを見いだすのが特徴なのだ。実際、ある一定の区間を全部降り終えた時の達成感はかなり爽快なもので、苦しみが大きい分、達成した時の喜びも、それだけ大きなものとなる。 |
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地上を走る地下鉄は、ある意味地下鉄とは言い難い 九条にて |
そう考えていけば、地下鉄というのもそれなりの持ち味があり、制覇のし甲斐もあるというもので、先へ進む意欲も湧いてくる。各駅の記憶は曖昧だが、とりあえず御堂筋線は全駅片づき、それだけでも大きな進歩と言える。夏場と違い、日没が早く、そのあと中央線をいくつか回るのがやっとで、今日の成果は24駅と、都市部の駅めぐりにしてはあまり満足のいく結果とはならなかったが、先は長いのだから、この程度に抑えておいた方が無難と言えよう。大阪の地下鉄は、記録としては過去に1駅カウントがあるが、実質的には初の試みで、最初はちょっと不安だったが、思ったより順調に進めたことで、今後の大いなる励みとなった。最も苛酷と言われる地下鉄の駅めぐりがスムーズにこなせたことで、駅めぐりの意欲はますます高まって行く。記録への挑戦をかけて、力の限り突っ走ってみるというのも、駅めぐりの一つの楽しみ方と言えるのだ。 |